Nature Remo E liteでスマートメーターから使用電力を読む
自分が住んでいるアパートには既にスマートメータが設置されているので、スマートメータと通信できる機器さえ用意すればば現在の使用電力を読み取ることができる。今回、Nature Remo E liteという比較的安めの機器が発売されたので買ってみた。
Nature Remo E lite
Nature Remo Eは、「Nature Remo」というIoT赤外線リモコンを主力商品として出している会社が作ったHEMSコントローラだ。
上位版の Nature Remo E(約3万円)は2019年末に出ていたが、今回、そこから太陽光発電や蓄電池システムとの通信機能を省いたNature Remo E liteという廉価版(1.4万円)が発売された。liteのほうはスマートメーターとの通信のみに限定されている。
Nature Remo E lite は、元々は2020年3月に発売される予定で、自分は2月の初頭に予約してあったのだけど、けっきょく4月末になって発売されて、今日ようやく届いた。
東北電力でのBルート開通手続き
スマートメータと電力使用者のHEMS機器とのあいだの通信のことを「Bルート」と呼ぶらしい。Bルートサービスを利用するには、電力会社に申請してIDとパスワードを得る必要がある。
東京電力などではウェブから申請できるらしいが、(2020年4月時点で)東北電力にはそういう仕組みが無いので、書面で申請することになる。
自分の場合は、Webで検索すると出てくる「Bルートサービス利用申込書」という書類を印刷して、担当地域の営業所に郵送した。1週間後くらいにIDとパスワードが書かれた紙が郵送されてきた。
セットアップはこんな感じ
- Remo E liteをコンセントに指す。
- Nature Remoアプリを開いて、デバイス登録 → Remo E liteを登録
- Wi-Fiのパスワードを入力する。
- BルートのIDとパスワードを入力する(BルートのIDがけっこう長くて入力が面倒)。
- 何も表示されないなーと思いつつ3分くらい待っていると情報が表示された。
アプリの画面はこんな感じ:
使用感など
- 現在の電力値が表示されなくなることがたびたびある。スマートメータとの通信がロストしてるっぽい?
- スマートメータとの通信状況(通信がうまくいってるかそうでないか)がよく分からない。
- アプリがまだまだ未成熟という感じで必要最小限の機能しかない。グラフ表示の日付切り替えの動作がおかしい。まだ発売されたばかりなので今後のアップデートに期待。
- 家全体の合計消費電力がわかるだけ(+グラフとして残るだけ)なので、これがどれだけ役に立つかはまだ分からない。
APIも使えるらしいが
情報取得用のAPIもあるみたいだけどまだ試してない。